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2004年12月19日

マラソン

今日、初めて「ホノルル・マラソン」のスタートを観ました。
なぜこのような事に成ったかと言うと、先月マウイ島で仕事をご一緒した
「T.Kさん」から下記のような内容の電話を2日前に貰ったのです。

T.Kさん:「アロハ〜MORTY。12/12は何してる?」

:「えっ? 別に何も、、。
   家でテレビでも観てると思いますが」

T.Kさん:「じゃーっ、仕事お願いしていいかな?
     今回のマラソンに、スポンサー会社の
     お偉いさんが出るんだけど、
     彼等がスタートするシーンを
     ビデオで撮って欲しいんだけど」

スタートシーンちゅーたら朝の5時やないかい! 

しかし、、ミルク代も稼がんといかんし、、、

:「、、、、良いですよ、、。」

T.Kさん:「良かったーっ、じゃ今日の午後6時15分に
     シェラトン・ワイキキのロビーに行ってくれる。
     そこで「Yさん」という人が居るので、
     彼に詳しい事を聞いて下さーーーーーい」

もうワシがやるちゅう事で話進めとんかい!!

と、言う訳で、僕はその日の午後6時15分に、
シェラトン・ワイキキに行った。

ロビーに着くと、「T.Kさん」に貰った「Yさん」の携帯番号に
電話をかけてみた。 すると、すぐ近くに立ってた人が「Yさん」で、
自己紹介後、「今回撮影して欲しい、3名をご紹介します」と言われ、
ロビーのソファーに腰掛けてた男性2名、女性1名に紹介された。

そこで「Yさん」に「それからね、今回は朝4時にホテルに迎えに
来てもらって、スタートシーン、途中、そしてゴールシーンを
撮って欲しいのよ」と言われた


おおおおおおおおおおおおいいいい!

全然話が違うがな!!


サバンナを飢えたライオンに追われ、死にもの狂いで逃げる
「ガゼルの群れ」みたいな群衆の中から、
どうやって3秒前に逢ったばかりのこの3人を見つけて、撮影するねん!

「これからこの3名をディナーに案内しないとイケナイので、
詳しい事は又電話するから。よろしくねMORTYちゃん!」

(なんやねん!)

約1分の顔合わせを終え、僕は再び、シェラトンの駐車場に
停めた車に向かった。その途中「T.Kさん」に電話し、
話が大幅に違う事を伝えた。

すると

T.Kさん」から「OK、それならギャラ倍にしてもらうよ!」と
快いレスポンスを貰え、僕は満面の笑みで今回の現場を
引き受ける事にした。


今日(12/12)、朝3時に僕は起床した。身支度を済ませ、
前日に作った特大そぼろオニギリ(ソフトボール大)を持ち、
3時半には家を出た。

本当は昨日、2軒隣に住むドラマーの属するバンドのライブを
観に行こうと思ってたのだが、この仕事が入った為、行かなかったのだ。

駐車場に出ると、ちょうど、ライブを終え、帰宅したドラマーさんにバッタリ。
「次のライブには行くよ」と話、僕は真っ暗闇の中、シェラトンへと向かった。

午後3時50分、シェラトンに着いた。
スタートライン(アラモアナ・ショッピングセンター前)迄のタクシーに
ゼッケンを縫い付けたランナー達が、次々と乗り込んでた。

僕が待ってた3人は、4時ジャストにフロントに降りて来た。
全員車に乗り込むと、シェラトンを後にした。

あらかじめ、前日に調べておいた、アラモアナ・ホテル前の
コインパーキングに車を停め、4人でスタートラインまで歩いた。

巣穴から飴玉に向かう蟻の大群のように
暗い中、スタートラインへ向かうランナー達で、
既にアラモアナ・ブルバードは満員御礼状態。
パチ屋の新装開店でもこうはいくまい。

僕の撮影対象の3名はストレッチなどをしてスタートの5時を待った。

そしていよいよ5時。

花火が上がり、スタートラインに居た巨群が少しずつ前へ動き始めた。
僕は3名のスタートシーンを撮り終えると、、一度車に戻り、
コインパーキングにコインを追加し、ホームメイドのオニギリを頬張りながら、
再びアラモアナ・ブルバード迄歩いた。

ランナー達は、一度ダウンタウンまで行き、そこから又アラモアナへ戻って来るので、
1時間後位には、3人をここで再び見つけ、撮影出来ればと思ったのだ。

が、

無理!

まだレース序盤で、皆まだ元気な為、ランナーがちらばっておらず、

満員電車の中で、

5メートル先に居る人の

靴のサイズを当てるほうが

簡単なのではないという程の

難易度。


寝不足で頭がボーッとする中、暗がりに目をこらし、必死で3名を捜したが、
1時間半張り込んで、1名(女性の人)の後頭部を撮影出来ただけ。

アラモアナ・ブルバードを全部(6車線)使ってるので、
目の前を通らない限り、絶対に発見出来ない。

冬山で、「交尾中のオオクワガタ」を
見つける方が簡単だったと思う。


僕は車に戻り、今度はダイヤモンド・ヘッドの裏に有る、
「KCC(カピオラニ・コミュニティー・カレッジ)」を目指した。

ゴール周辺のカピオラニ公園で、車を停める所は多分無いだろうと思い、
ここに停め、仮眠を取ってから、ゴール迄歩こうと思ったのだ。

今日程バンに乗ってて良かったと思った事は無い。一番後ろのベンチシート倒すと、
小さなベットくらいのサイズになったので、そこで1時間半の仮眠を取った。

朝、ホテルで3名に過去のタイムを聞いた時、全員「5−6時間」と言ってたので、
8時半頃起きて、ゴールを目指そうと思ったのだが、午前8時に「Yさん」から
状況確認の電話連絡が入り、それで起きたしまった僕は、まだ早いかもと思ったが、
車を後にし、ゴールまで歩き出した。

約30分歩き、ゴールに到着。この時点で時刻は8時半過ぎ、
続々ランナーたちはゴールインしてた。

しかし、この時点でまだ、スタートから3時間半。
まだ僕のクライアント達は来ないだろうと思い
、撮影の為のポイントをロケハンし、直線が見える、
絶好の位置を見つけ、そこで待った。

しばらくはゴールするランナー達を観てたが、いろんな人が居た。
「水戸黄門」と「助さん」の仮装のまま走ってるコンビ、
マスクまで付けた「スパーダーマン」や、挙げ句の果ては
「ダースベーダー(スターウォーズ)」も居た。

あんな格好で走り、4時間台で完走出来るのなら、本気でやれば、
4時間切れるのでは無いかと思ったが、彼等に取っては記録より、
楽しむ事が大事なのかもしれない。

ちなみに沿道に居たアメリカ人からやたら喝采を浴びてたのは
赤フンチーム」。
フンドシ一丁で走ってるのだ。

スタートから4時間半後、僕の待ってる人が一人来た!
しかし、余りの早さに、またもや後頭部のみの撮影。
「やばい!次こそは撮らねばーーっ」と張り切ってたのだが、
その20分後に来た女性も、気がついた時は既に目の前で撮影出来ず、、、。

カメラをズーッと点けてるとバッテリーが上がるので、撮影後は
毎回カメラの電源を切っていたのだが、スイッチを入れると、立ち上がる迄2−3秒かかり、
これが命取りになってたのだ。

もう駄目かにゃ〜〜〜っ、と思ってた所に電話が、、

電話は「Yさん」からで「どう、MORTYちゃん、良い絵撮れてるーーぅ?」
僕は女性の後頭部のみの撮影を成功させた事を話すと、
「Yさん」は 「駄目駄目ーーぇ!最後の人が一番大事な人だから
絶対に!顔を撮ってーーーっ!!!」


(だから無理だっちゅの!!!!!)


僕は最後の力を振り絞り、眠い目をこらしながら、その男性を探した。

すると50分後

居た!!!!

奇跡だよおおおう!

男性は既に燃え尽きており、歩いてたのだ。
おかげで発見してから、カメラの電源を入れ、彼が通り過ぎる前に、
その姿をファインダーに捕らえる事が出来た。

両手で大きく「X:(バッテン・マーク)」を出し、
憔悴しきった彼をフィルムに収め終えたのが、午後11時半前。

僕は「Yさん」に任務終了の連絡を入れ、
再び徒歩で「KCC(カピオラニ・コミュニティー・カレッジ)」を目指した。

クタクタに疲れてたので、行きはそんなに気にならなかった道のりが永遠に感じられた。
40分近くかかり、車に到着した僕は、車に乗り込むと、家路を目指した。
明日は精算の為、ワイキキで「Yさん」に逢いに行きます。

投稿者 morty : 2004年12月19日 16:37

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