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2004年12月08日
LOCK UP
来年3月までハワイで生活する事になった渥美夫妻(仮名)のアシストも今日が最終日。
部屋の契約を午後1時に終え、電話、インターネットなどの契約も済ませたのは午後3時頃。
最後に渥美夫妻の身の回りの物を買いそろえる為、3人でスーパーに行きました。
スーパーでは米、水など、その後車が無いと大変な、重いものを中心にショッピーン。
一通り揃え、最終目的地で有る、彼等の新居へと向かったのは5時過ぎでした。
渥美夫妻の契約したアパートはセキュリティーがすごくしっかりしてて、
駐車場もリモコンを使わないと入れない(出る時は不要)、
当然入り口もオートロック。
エレベーターも、そのリモコンを使わないとボタンすら押せない要塞でした。
全てのグッズを彼等の部屋に運び、最後に僕は、
「ハワイでの新しい生活楽しんで下さい」と挨拶をし、
部屋を後にしました。
一仕事終えた満足感を胸に、エレベーターホールに出て、
エレベーターのボタンを押すと、すぐにエレベーターが来ました。
そして、これが事件のプロローグとは、この時まだ気がつくはずも無く、
僕は鼻歌まじりの軽い足取りでエレベーターに乗りこみました。
エレベーターの乗り込むとすでに「L」(1階、ロビー階)が点滅してました。
エレベーターが動きだした時、車を3階駐車場に停めたの思い出し
「P3」を押しましたが、反応なし、、、
そしてここで思い出しました、
秘密のリモコンが無いとボタンが押せないのを!
エレベーターが1階ロビーに着く迄、雪山で遭難し、救助を待つ登山家のように、
様々なシチューエーションが僕の頭の中を走馬灯のように駆け巡りました。
そしてあっと言う間にロビーに到着。
ロビーに出ると当然誰も居ません、、シーーーン。
渥美夫妻の部屋には電話がまだ繋がっておらず、
僕の携帯から電話をしてレスキューも頼めない。
しばらく考え、誰かが帰ってきたら状況を説明し、
その人のリモコンでエレベーターの「P3」を押して貰おうと、
しばらくはその小さなロビーで、もの凄く怪しく待機。
その時の僕に比べれば、お気に入りのタレント目当てに
テレビ局に忍び込んだストーカーが
レッサーパンダに
見えたのではないでしょうか。
待つ事10分、女の人が表に!
「よし入って来い、お願いするから!」と、
心の中でシュプレヒコールを、
壊れたレコードプレーヤーのように何度も繰り返す僕。
しかし女性はどうやらここに住んでる人を訪ねて来たようで、
入り口から携帯で電話。
3分後位に男の人がエレベーターで降りてきました。
「ここで声をかけねば、、、」と思ったのですが、
50歳位のその男性から、フレンドリーオーラは感じられず、
ちゅうちょしてる間に、その人は、正面玄関を開け、
女性を建物内に招き入れました。
「これが最後のチャンスだぞ!」と自分に言い聞かせ、
声をかけようとした瞬間、二人はトークを開始!
「アニャサデヨ〜〜、、、、」と
韓国語のマシンガントーク 。
切り出す迄にエレベーターに乗られてしまい、ジ・エンド。
しかし
ロビーに20分も居ると、色々新しい解決策が浮かび、
表の通りに面したロビーのガラスに顔を押し付けると、
駐車場に入って来る車が見える事に気が付きました。
そこで、
ガラスぎりぎりに立ち
(気分は電柱の影でアンパンと牛乳を片手に張り込みをする刑事)、
車を見張ると同時に、エレベーターから降りて来る住人を待つという
ダブルトラップを完成させました。
しかしこれでは駐車場から出て来る車が見えない事にすぐ気が付きました。
車が出始めてからロビーを出て、駐車場の入り口に走っても、間に合わない。
決断の時です!
まだロビーの中に居れば、知人がここに住んでるというシナリオを
信じてくれる人が居るかも知れないが、表に出たら、ただの人。
表に出て車にかけるか、ここで待つかしばらく考えた後、僕は勝負に出ました!
表に出るとあつ〜〜い。
先ほどのここち良い冷房が聞いたロビーが嘘のようです。
表では駐禁の切符を切られたロコ二人が
「ガッデム!、ファッ○ュー」と 奇声を連発しており、
僕のネガティブフィーリングをますますヒートアップさせてくれました。
そして待つ事15分、現われました、救世主が!
一台の車が駐車場の入り口に乗り着けたのです。
僕は車のドライバーが秘密のリモコンを操作してる間、
バックミラー、サイドミラーにも写らない
ブラインドスポットを立ち位置として選び、
安物のオブジェのように
その場に溶け込もうと必死でした。
このチャンスを逃したら、次はいつか来るか判らない!
しばらくすると駐車場のゲートが空きました。
この時の気分は、チョコボールの景品で
「おらぁクズラだどぉ」が当った時以上です。
車が入った後、僕は一呼吸置き、駐車場内に潜入成功!
そこから3階迄は徒歩でしたが、そんなのはまったく気になりませんでした。
ミッション成功、ミラクル達成です!
今回は40分位で無事脱出に成功しましたが、
一つ間違えば2ー3時間はそこで立ち往生してたかも知れないと思うとラッキーでした。
時間がちょうど帰宅時間に重なったのも勝因の一つだったのだと思います。
唯一残念なのがこの時デジカメを持って無かった事です。
このイベントを写真館に展示したかった!
これからは常に持ち歩くようにするぞ!とハワイの夕焼けに誓った僕です
投稿者 morty : 2004年12月08日 15:13