「LONG LIVE ROCK'N ROLL」
僕の音楽ルーツと言っても良いと思うハードロック・バンドの「レインボー」。ディープ・パープルを辞めたギタリストのリッチー・ブラックモアが脱退後に作ったバンドなのですが、数々のメンバーチェンジを繰り返すもの、どの時代にも結果を残したバンドでした。
最近「i pod nano」を購入したので、ディープ・パープルを始め、レインボーなど、十代の頃から聞いてるアルバムを色々取り込んだのですが、改めて、30年後の今聞いても、ここで言葉に表現出来ない程良いのです。
自分が若かった頃に聞いてた曲を、年を食ってから聞き直すと、「懐かしい」と思う事は誰でもあると思いますが、30年の年月を経た後も、当時受けたインパクトが薄れず、曲の持つ力が衰えていないのは、それだけその曲と、その曲を演奏してるミュージシャンのレベルが高かった事なのではないでしょうか。
一世を風靡したアイドルが1〜2年後に跡形も無く消えて行くのとは正反対に、良いミュージシャンの生んだ楽曲は月日が流れても息絶える事無く、未だにラジオで流れてるのはその証だと思います。
ディープ・パープルと同じ時期に活躍してたレッド・ツェッペリンというイギリスのバンドがありますが、彼らの代表曲「天国への階段」はいま聞いてもドキドキ、わくわくさせてくれる。
当時は自分も同じような年代だったので、気がつきもしなかったし、考えもしなかったけど、そんな30年後もラジオで普通にエアープレイされるような名曲を、彼らは20代で作ってるのです。凡人の自分と、本物の才能を持った人間(ミュージシャン)の違いは、年を取り、2〜3歩離れて物事を見れるように成ったから判るように成りました。
先ほどインターネットを見てたら、今朝レインボーのオリジナル・シンガーのロニー・ジェームス・ディオが亡くなったと知った。ロニーの参加してるレインボーのアルバム「LONG LIVE ROCK'N ROLL」を僕は30年以上聞いていますし、つい3日前にi pod nanoに入れたばかり。このアルバムに収録されてる彼の気迫溢れる歌声と世界感は消えあせる事は無いと思う。
再結成ブームなのか、ココ5年間は沢山のバンドが再結成しました。そんな中、数年前にロニーがレインボーの後に加入したブラック・サバスと再結成し、その模様がMTVで流れた。
再結成したものの、年を食った事により、ライブでは高音域が全然出ないシンガーが殆ど。ピッチの高い部分は客席にマイクを向けてごまかしながらライブを行う往年のシンガーが多い中、ロニーは60歳をすぎても全盛期に近い歌声をキープしてたのには圧倒された。自分ものんきに年を食ってる場合じゃないと脅威すら覚えた。
ロニーが参加したブラック・サバスの名盤「HEAVEN AND HELL」の歌詞に、下記のような一節があります。
THE WORLD IS FULL OF KINGS AND QUEENS
WHO BLIND YOUR EYES AND STEEL YOUR DREAMS
ITS HEAVEN AND HELL
当時はあまり考えもせずに聞き流してたけど、世の中の様子を的確に捉えてる一節ではないでしょうか。
最後に、今から15年程前に、僕はレインボーの最後のジャパン・ツアーに通訳で同行しました。 もちろんこの時は既にロニーは脱退しており、違うシンガーでしたが、関係者からか、会場でショーを見てたお客さんだったか忘れたのですが、誰かが「最後にもう一度ロニーとリッチーがそろったレインボーがみたいね」と言ってたのを今も覚えています。
LONG LIVE ROCK'N ROLL