昨日の夜から日立用の原稿を書き始めたのですが、苦戦しています。
このサイトを読んでる方で、尚かつ日立のサイトに僕が毎月書いてる原稿を読んでる方が何人居るか判らないのですが、日立サイトでは毎月僕が取材を行い、原稿を書く「ハワイ・レポート」と毎月アップロードされる壁紙原稿写真に対するコメントも書いています。
「ハワイ・レポート」はネタ探しも自分で行うので、記事を書くのは比較的楽なのですが、毎月苦戦するのは壁紙原稿。まったく知識が無い物が題材として扱われてる事が多く、それらの題材を元に、話を広げ、規定文字数以上の興味深い原稿を書き上げるのは、プロのライターじゃ無い僕にはかなり高いハードルです。
過去の壁紙原稿では「カウボーイ」、「シダの森」、「溶岩石」、「蘭」、「看板」、「牧場」などが取り上げられ、その際はインタネットでその題材に関して調べれるだけ調べた後、自身のイマジネーションを駆使して何とか原稿を書き上げてクリアしてきたのですが、現在取り組んでる壁紙原稿が「ウニ」を題材にした物。
ウニを題材にし、何でも良いから原稿を書くのは出来ると思うのですが、日立サイトに掲載出来る内容に成るとすぐには出来ません。
しかし、ウニと聞いて、すぐに思い付くネタが有ったのは事実。ただこのネタはとても日立用として提出出来る物では無いので、取り上げるのを止めたのですが、自分のブログなら大丈夫だと思うので、ここで書かせてもらう事にします。
ウニと聞いて、僕が一番最初に思い出したのは、90年代中期にジャパンツアーを一緒に回った「PANTERA/パンテラ」というバンドのツアーです。パンテラはロックというよりはスラッシュ・メタルと呼ばれるジャンルのバンドで、かなりハードなサウンドを持つバンドでした。
当時まだ自分のバンドで生計を立てる事が出来てなかった僕は、生活費を稼ぐ為に海外から訪れるバンドのジャパン・ツアーに通訳権ツアー・マネージャー・アシスタントとして同行していました。
パンテラもその一つで、ディナーなども含め、滞在中の彼等の身の回りのケアをしてたのですが、東京の六本木プリンス・ホテルに泊まってた時、ディナーに寿司を食べに行こうと言う事に成り、バンド全員とスタッフ数名を連れて六本木の「びっくり寿司」という所へ出掛けた。
アメリカの南部テキサス州で育った彼等には、生で魚を食べる事自体が大きなチャレンジだったと思うのですが、好奇心旺盛な彼等は、多めのワサビと醤油で様々な寿司を次ぎから次へとクリアして行った。
初めて食べる寿司を戸惑いながらも楽しみ、ディナーが中盤を迎えた時、ウニの寿司を乗せた皿がベルトコンベアのレールに乗って現れた。
この時、オレンジ色のその物体がどんな魚のどの部分かも理解出来なかったテキサスからの荒くれ者達が蜂の巣を突いたような騒いだのは言う迄も有るまい。
そんな中、バンドのシンガーが自席から立ち上がり「あれを食った奴に$100やる!」と実際に$100札を宙に差し上げたのだ。
「えーっ!!ウニ食って$100?!俺が食うよ!」と、いち早く僕は手を上げたのですが「mortyはローカルだからダメ」と言われ、誰がウニを手に取るか期待しながら見てたのですが、誰も手を出す事が出来ず、ウニは我々の前をゆっくりとスルーして行った。
通過後「あれは何なんだ??」という質問を浴びせかけられた僕は、「ウニだよ」と説明したのだが、彼等にはウニの黒いイガイガの中がオレンジ色だという事が信じられないようで、結局その晩は誰もウニに手を出さなかった記憶がある。
とまあ、こんな話なのだが、パンテラの話が出たついでに、もう一つパンテラの話を。
僕がハワイへ移り住んで数年後のある日、この時のツアー・マネージャーから電話がかかってきた。
「パンテラのギタリストが公演中に射殺された、、」
すぐにインターネットで調べて見ると、その事件を見つける事が出来た。この頃既にパンテラは解散し、パンテラのギタリストは兄であったパンテラのドラマーと新しいバンドでツアー中だったのだが、犯人はパンテラの熱狂的なファンで、バンドの解散を不服として事件を起こしたらしいと報じられてた。
ギタリストの名前は「DARRELL ABBOTT/ダレル・アボット」ファンには「DIMEBAG DARRELL/ダイムバッグ・ダレル」としてひたしまれており、実際に僕がツアーに同行した時もバンドのメンバーにも「ダイム」と呼ばれてた。
ダイムと個人的な想い出は無いのですが、ツアー中の自分をローディーに終始ビデオ撮影させてた事。東京駅で見かけた乞食に100円玉を転がし、反応を見てた事。六本木のバーで酔っぱらって、椅子の背もたれに脇腹を打ち付け、「あばらが折れた!」と騒ぐので、深夜の救急病棟に連れて行った際、医者にシャツを脱ぐように言われ、上半身裸に成ったものの、胸にデカデカと彫ってあったロック・バンド「KISS/キッス」の入れ墨を見て、医者も看護婦も固まってた事などのツアー中の珍事を思い出した。
ダイムの葬儀には沢山のミュージシャンが参列したのですが、彼の才能の高さを裏付けるのは、葬儀に参列したエディー・ヴァン・ヘイレンが自身のセカンドアルバムのジャケットで実際に手にしてる黄色のストライプが入った黒いギターを棺桶の中に入れた逸話だろうか。
葬儀に参列したダイムの友人がテレビのインタビューで「高校生の頃、お前が死んだらヴァン・ヘイレンが黄色のストライプを棺桶に入れてくれるぞ!と当時のダイムに言ったら”いま俺を殺してくれ!”と笑顔で言っただろう」と語ってたのが印象的でした。
さて、ウニの話からパンテラへと、かなり話がそれてしまったが、ここら辺で真面目に原稿書きを頑張らないといつもでも終わらないので、ここらへんで。それじゃ、又ね〜