「あるミュージシャンの生き様」
前回の撮影で、バンドのプロデューサー兼トランペットの方から色々興味深い話を伺いました。
その人は20年以上も会社員として働きながら、今日迄音楽を続けて来られた方で、これまで音楽(もしくは何か自分の全てを打ち込む物)をやるのならフルタイムでやらないとダメだと思っていた僕は大きな衝撃を受けました。
その方は会社が終わると、毎日ジャズクラブでトランペットを吹き、時間が取れない時などは、ミィーティングを抜け出し、ジャズクラブで一曲吹いて、又何喰わぬ顔でミィーティングに戻ると言う生活を20年以上も続けてこられたそうで、20数年もの間、モチベーションを落とさずにやってこられた事には大変感心しました。
僕が音楽に打ち込んでた頃は、音楽以外の事は極力やらないように努力してきました。もちろん結婚など考えた事も有りませんでしたし、一度社会の歯車にハマると、その臭いが染み付き、それらはロックを演奏するミュージシャンにはネガティブな事(必要無い物)だと思っていたので、就職する事など論外でした。
ミュージシャンを目指すなら、時間、モチベーション、金も全て放り込まないと、スタートラインにも座れてないと言うのが僕のコレ迄の考え方でした。
現在は会社を辞めフルタイム・ミュージシャンとして活躍するその方は、ミュージシャンに成っても、会社に務めてた時代の経験が現在も役立ってる事、その頃築いた関係が今も自分を助けてくれてる事など色々話してくれました。
僕が「以前は毎日ギターを弾いていましたが、最近は余り弾いてません」と話すと、「又音楽やりなよ」と軽〜〜く言ってくれ、「そうか、そんなに力んで音楽をやらなくても良いのかも、、」と考えさせられました。
今回のハワイ島ロケで、ヒロからコナへ移動するとき、助手席に居たその方が「ちょっとラッパ練習しても良い?」と運転する僕に聞いて来られたので、「どうぞ!練習聞かせて下さい」と答えたのですが、こういうふうに時間を有効に使われるのを観てて、「これは参考にしなければ」と思いました。
彼自身が憧れてたミュージシャンと実際に会え、その後関係を築き、その過程から様々な事を学び、ミュージシャンとして成長した事など、本当に興味深い話を沢山聞かせて頂きました。
最近又ギターを弾きたいと時々思うように成った矢先に聞かされたこの話、自分の中で上手く消化出来れば,新しい展開が生まれるかも、、と思いました。