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「熟練された技」

今日はワイキキでバイト。8月も終わり、日本人観光客もかなり減ってきたようで、仕事はかなり暇でした。

このバイトを初めて早5ヶ月。ロケーションが毎回変わる撮影の現場と違い、いつも同じ所に出社するので、近辺で働く人達の顔もかなり覚えた。同じように僕の顔も覚えられたようで、会うと笑顔を見せてくれる人も増えました。いわゆる顔なじみって奴でしょうか?

そんな中、このバイトを初めてすぐ、僕はカラカウア沿いで日夜キャッチセールスをする一人の白人のオッサンを密かにマークしていました。何故なら、チラシを配ろうと思ったって受け取らない人間が殆どなのに、このオッサンの凄い所は90%以上の確率で歩いてる人の足を止め、その後50%の確率で止めた人に何かを売りつけてるのです。

これだけの舌技を持っていながらやってる事はしがないキャッチセールス。本気になれば世界一の詐欺師に成り、没後は「知ってるつもり」にでも取り上げられるポテンシャルも十分に持ち合わせたこの男が何故このような事を、、、。このオッサンに対する僕の感心は広がるばかりでした

そして今日、ランチを食べ終え、カラカウアを歩いてると、僕の眼光にあの「伝説の男」が飛び込んで来た。

久しぶりに彼の切れ味のいい仕事ぶりを観察しようと僕は5メートル程は馴れた所でタバコを吸いながら、そのオヤジのパフォーマンスを鹿のように観察した。

そしてしばらく観てて幾つかの事に気がついた。

1。オッサンが声をかけてるのはアメリカ人のみ。

2。声をかける対象者が自分のすぐ前迄来ると、その人(又は人達)が
  歩いて来た方向を指差し、一言。この魔法の一言で声をかけられた全員が
  呪文でもかけられたようにオッサンの立ち止まり笑顔を見せるのだ。

気になる、、、、、、

南海時代の野村を彷彿させるこのジジイの「囁き戦術」の内容が気になる!

たぶんこのジジイは僕の事を日本からの観光客だと思ってるはず。僕は意を決し、ジジイの2メートル近くまでムーンウォークで忍び寄ると、弱い故、昼寝中でも辺りの気配に電波を張る小動物のように小耳を立てた。

ジジイのトラップがすぐそこに有るとも知らず、ジジイに向かってカラカウアを歩いて来る30代後半の白人の男女。

そして白人のカップルがジジイの前方1メートルに達した時、いよいよ匠が動いた!

以下ノーカットでお伝えしましよう

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(白人カップルが歩いて来た方向を指差し、笑顔で)
ジジイ:「you missed the sign/看板を見落としましたよ」

不覚にもジジイの罠にかかり後ろを振り返りながら
看板を探す白人カップル:「huh? /えっ?」

ジジイ:「you forgot to smile/笑顔で歩きましょうって看板です」

哀れ、ジジイの魔の手に綺麗にハマり、うっかり笑顔を見せてしまうカップル。

この時点で勝負有り。

ここからジジイは「恵まれない子供の為の為に寄付金を集めております」とオープニングトークを披露すると、最終的にステッカーなど2−3点の品々をこのカップルに売りつけ、$20程の上利を手にした。

上に明記した会話の功名さが判らない読者が居たらイケナイので一応解説しますが、「ワイキキは笑顔で歩きましょう」という看板がいかにも有ったかのように、ジジイは道行く人に声をかけ、足と止めさせていたのです。

最初から「寄付お願いします!」と言えば殆どの人が止まらないだろう。これは寄付が嫌だというよりは「インチキ臭い」からで、ワイキキで寄付金を求めてる連中は空港で寄付金を求めてる奴(寄付とは嘘で実はただの浮浪者)と同じレベルで観られるのです。

実際このジジイもワイキキで集めた金を寄付してるとは思えません。行動や風貌を観る限り、絶対喋りが達者な浮浪者だと思う。飢えてる子供の為に何かしたいのなら、毎日ワイキキで募金を(現金を)集めるよりもっと他に出来る事は有るはずだと思うのです。

今日はカメラを持っていなかったので、このジジイの生き様を写真に撮れなかったのですが、明日もバイトなので、可能ならこの生き字引をパパラッチしてこようと思っていますので、楽しみにしてて下さい。

コメント

おおおー!Mortyさん!この日記で、私が気になっていたことが判明しましたー!
実は、日本人観光客が集まる某情報サイトの掲示板で「エガオガナイー!ソレ、バッキン!」と日本語で言うインチキがいるという話を読んだ覚えがあります。
私は「日本人がそういうことされて快くお金出すと思ってるのかなぁ」と不思議に思ったのですが、この話にはそういう裏があったのですね。
たぶん、その被害にあった人は、寄付の説明部分の英語を全く理解せず、とにかく聞こえた日本語「エガオガナイー!ソレ、バッキン!」だけでお金を出したものと思われます。(実際出したという書き込みでした)ちなみにその人は「警官のような服装にバインダーを持っていた」ということで、「警察に注意された!」と思ってとにかく払っちゃって逃げたようです…気の毒に。

私も今、Waikikiを通勤し始めていくらかの詐欺の人たちを毎日見ていますが、とりあえず、あんなに有名な詐欺の人たちを、目の前にあるWaikiki交番の人たちは何故ほったらかしなんでしょうね??払っちゃう方にも問題があるのは分かりますが、やっぱり気が弱い日本人の代表としては、こういうことに慣れない人目当てに日本語でよってきて、払わなければ罵声を浴びせる詐欺には腹が立ちます。どう考えても言葉がわからないことを利用してるしね…

ミッチー

まだハロウィンでも無いのに警官のように仮装し、バインダーを持ってるゴト師連中ちゅうのはサーフライダーの前あたりに居る連中じゃないの?

今回ワシが書き込んだのはそいつらではなくてカラカウアの「macys/メイシーズ」の前にいつも立ってる黄色いポロシャツを来たオッサン。

偽警官は二人一組みたいだけど、こっちのオッサンはソロ・アーティスト。

それにしても制服チームと、ポロチーム、共に同じ手口を使ってると言う事は奴らは実はチームなのか?!

ちなみにワシもワイキキで働き始めた頃、制服を着た連中にサーフライダーの前で声かけられた。

奴らはワシを観光でハワイに来てる東京ボーイだと思ったようで、その時の会話がコレ。

偽善者:「チョット マッテ クダサ〜〜〜イ」

僕:「yeah whats up!
make it quick、 your cutting in on my lunch break!」
(訳:ヘイ!どした?ランチブレイク中だから用件早く言ってくれよ!

ワシが英語を喋ったとたん、フレンドリーな会話終わり、募金もお願いされなかった。ちなみに募金をお願いされても、ワシのほうが息子のミルク代に日々負われてるので、「わしのほうが募金して欲しいくらいじゃーーーっ!このボケーーーーっ!」とお答えしたと思う。


p.s ミッチーのサイトで人形の完成観たよーーっ!そっくり!

もしくは、仮装チームがポロシャツの成功を見ていて、「俺たちのカモの日本人に使ってみよう!」と思った改良版かもしれませんね!?それか、この人たちはチームで「英語用・日本語用」のチームに分けてるのかな?

Mortyさんは英語がちゃんと話せるからそういうことが出来ていいなぁ~(^^;)ワタシはシカトして過ぎ去るのみです。旦那と二人で歩いてると本当に声がよくかかりますね。カップルは狙い目なのかなぁ。

p.s.なかなか面白いでしょう?ダンナに伝えておきます。

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